AcuPulse
アキュパルス(炭酸ガスレーザー)
アキュパルス(炭酸ガスレーザー)
炭酸ガス(CO₂)レーザーは、歴史的には、1964年に米・ベル研究所のチャンドラ·クマール·パテルが最初に発振に成功し、医療用の機械は米国ルミナス社の前身であるイスラエルのSharplan社が開発したと言われています。
当クリニックでは、King of 炭酸ガスレーザーといわれるルミナス社製 アキュパルス(AcuPulse)を採用しています。アキュパルスは、炭酸ガスレーザーの単一機能だけではなく、複数のモードを搭載した多機能タイプの最新機器です。数あるレーザーの中でも群を抜いて威力があり、非常に高い効果が期待できます。
アキュパルスには、2つのモードがあります。
それぞれ特徴が異なりますが、どちらも原理としては、肌の水分に反応し急激に温度上昇をさせることで皮膚を瞬時に蒸散させます。
最新の機種なので、従来より赤みや色素沈着などリスクを軽減した造りとはいえ、非常に強力な効果を発揮するレーザーなだけに、正しい知識のもとでの操作が重要です。
従来のCO2レーザーに比べ「剥削(はくさく)モード」が多種類あり、扱いを間違えると色素沈着になってしまったり、傷跡が残ってしまうことがあります。
当クリニックでは、知識・経験の豊富な医師・看護師が連携し、確かな技術でレーザー治療をご提供しておりますので、安心してご相談ください。
甲府昭和形成外科クリニックの治療
どのレーザーを選択するのか、症状にあった適切な出力やモードの切り替えなどの判断は、豊富な治療経験と正しい知識が必要です。
当クリニックの指導医である山梨大学付属病院 形成外科教授の百澤明医師は、日本形成外科学会にて全国のレーザーを使用する医師を指導する立場にあります。
また、当クリニックの医師・看護師は、世界中で最も有名なレーザー会社の1つであるキャンデラ社主催のセミナーの講師を定期的に務めております。
知識・経験の豊富な医師・看護師が連携し、確かな技術でレーザー治療をご提供しておりますので、安心してご相談ください。
サージカルモード
アキュパルスのサージカルモード(炭酸ガスレーザー)は、高い出力で深い層まで蒸散し、確実に幹部を除去します。高性能なスキャニング機能を搭載しているため、ほくろやいぼなどを極めて薄く均一に蒸散させることができ、同時に熱による損傷が少ない照射が可能です。傷跡が残るリスクを最小限にできるため、ほくろやいぼの組織を除去するのに、最善の選択肢といえます。
適応
-
いぼ・ほくろなどの脂漏性角化症、尋常性疣贅(いぼ)など
-
ニキビ・ニキビ跡
-
粉瘤(アテローマ)
アキュパルス(サージカルモード)治療の流れとリスク
手術名
サージカルモード
施術時間
15~30分
麻酔方法
表面麻酔
ダウンタイム
ほてりや熱感が生じます。3~4日続くこともあります。※個人差があります
メイク
上皮化した状態(5~14日後)から可能
術後通院の目安
通院の必要はありません。気になることが生じた場合はすぐに受診ください。
リスク
瘢痕形成、再発、陥凹変形など
アキュパルス(いぼ・ほくろ)治療の流れとリスク
手術名
いぼ・ほくろ
施術時間
15~30分
麻酔方法
表面麻酔
ダウンタイム
ほてりや熱感が生じます。4~6ヵ月で赤みが落ち着いてきます。※個人差があります
メイク
上皮化した状態(5~14日後)から可能
術後通院の目安
通院の必要はありません。気になることが生じた場合はすぐに受診ください。
リスク
瘢痕形成、再発、陥凹変形など
フラクショナルモード
アキュパルスに搭載しているフラクショナルモードは、皮膚に無数の円柱状(ドット状)の穴を開け組織を蒸発させることで、一回の治療で皮膚の約10%~15%が再生します。熱によって線維芽細胞が刺激され、コラーゲン産生が促され肌が引き締まるため、ニキビ痕の改善・毛穴・小じわ・傷痕の改善・毛孔性苔癬など多くの症状の根本治療が可能です。
3つのモードから選択できるため、ダウンタイムを調節することができます。
①ディープモード(直径0.12mm)
非常に微細なスポット径で皮膚に穴を開けるよう深く削ります。ニキビ跡や、深いクレーターを改善したい方に向いています。
②スーパーフィシャルモード(直径1.3mm)
小さなスポット径で浅く広範囲に肌表面を削ります。開き毛穴やお肌全体の改善をしたい方に向いています。
③コンボモード
ディープモードとスーパーフィシャルモードを2通りの剥削法を1回の照射で同時に行うことができます。①、②よりも強力な効果で、肌全体の生まれ変わりをしたい方に向いています。
適応
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しわ・たるみ
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ニキビ・ニキビ跡
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肌質改善・美白治療の毛穴肌
アキュパルス(フラクショナルモード)治療の流れとリスク
手術名
フラクショナルモード
施術時間
15~30分
麻酔方法
表面麻酔
ダウンタイム
ほてりや熱感が生じます。3~4日続くこともあります。※個人差があります
メイク
翌日から可能
術後通院の目安
通院の必要はありません。気になることが生じた場合はすぐに受診ください。
リスク
瘢痕形成、再発、陥凹変形など