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しみ・そばかす・肝斑・ADM

しみ治療の基本

顔の「しみ」は、疲れていたり老けた印象に見える一因になります。最近では、マスクが擦れる部分(頬骨のあたり)が摩擦によって「しみ」が悪化している方も見受けられます。

「しみ」ができたら、放置しないこと。時間がたつと「しみ」の状態は悪化していくため、治療の難易度が上がることになります。すぐに丁寧かつ適切な治療を行うことが、「しみ」のないお肌への近道です。

「しみ」の治療は、主にフォトフェイシャルやレーザー系、トレチノイン治療などの外用系の治療手段を駆使して行っていきます。「しみ」のタイプによっては、レーザーの刺激により色素が濃くなり悪化してしまうことがあります。

 

また、複数の「しみ」のタイプを発症している方もいます。それぞれの治療手段の長所と短所を理解して適切に治療することが大切です。

こうした判断は、豊富な治療経験と正しい知識が必要です。当クリニックの指導医である山梨大学付属病院 形成外科教授の百澤明医師は、日本形成外科学会にて全国のレーザーを使用する医師を指導する立場にあります。

 

知識・経験の豊富な医師・看護師が連携し、確かな技術でレーザー治療をご提供しておりますので、安心してご相談ください。

まずは「しみ」のタイプを診断し、肌の様子を観察しながら最適な治療方法を選択していきます。適切な治療を行えば、ほとんどの場合は問題なくきれいなお肌になります。他院で改善しなかった「しみ」にお悩みの方も、ぜひご相談ください。

しみのタイプ

「しみ」のタイプは大きく分けて6タイプあります。

<しみのタイプ>

 

一見すると同じように見える「しみ」ですが、しみの原因や特徴は異なります。例えば、この方は肝斑と老人性色素斑(日光色素斑)が混ざっている状態です。

肝斑と老人性色素斑

このように「しみ」を複合的に発症している場合、どの「しみ」から治療するか優先順位を決める必要があります。また、適切な治療を選択しないと悪化するケースもあるので、自己判断に近い状況下で治療を行わないことが大切です。

 

専門知識のある医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

老人性色素斑

老人性色素斑(日光色素斑)

老人性色素斑(日光色素斑)は、30代以降に多く発症しお肌のあらゆるところに見られる「しみ」です。一般的によく見られる「しみ」のひとつです。光が当たりやすい顔や腕、手の甲、肩などにでき、加齢と共に増え、色は濃くなる傾向にあります。形は大小さまざまで茶褐色で、境界線がはっきりしていることが特徴としてあげられます。

​おすすめの治療方法

そばかす

そばかす

そばかすは、「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれ、小さな斑状のしみが頬や鼻、背中に左右対称に現れます。遺伝による発症が多く、幼少期からできるケースも珍しくありません。紫外線によりメラニンが増加し色が濃くなることがあるため、紫外線対策が必要です。

​おすすめの治療方法

肝斑

肝斑

肝斑は、30代~40代に多く発症し、頬の高い位置(マスクが擦れるあたり)に左右対称にできる「しみ」です。肌への摩擦、更年期や妊娠時、またはストレスなどによってホルモンバランスが崩れると現れやすいことが特徴です。

​おすすめの治療方法

ADM

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADMは、原因がはっきりと解明されていない「しみ」の一種で遅発性太田母斑とも呼ばれる「あざ」に似た要素を持つ皮膚の深い層(真皮層)に現れる「しみ」です。

遺伝によるもの、もしくはメラノサイトの定着の家庭からその他の要因(紫外線や加齢によるターンオーバーなど)によることも考えられますが、結果的に肌の深層にできる「しみ」のため、治療では真皮層にアプローチする必要があります。肝斑に似ているため、間違った診断が起りやすく治療をしても改善されないケースがあります。

​おすすめの治療方法

色素沈着

色素沈着

色素沈着は、さまざまな要因で現れます。紫外線などの刺激や、日常生活で起こりうる摩擦、ヤケドや傷跡、虫刺されやニキビ跡などで起こり得ます。日々のスキンケアを見直すなど、自然に治る場合もあります。

​おすすめの治療方法

脂漏性角化症

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、老人性疣贅(ゆうぜい)とも呼ばれるイボの一種です。30代頃から出現し、日光が当たりやすい顔や頭、デコルテなどを中心によく見られますが、日光の当たらない部位にも現れます。

 

一般的な「しみ」の一種である「老人性色素斑(日光色素斑)」から徐々に時間をかけて脂漏性角化症を発症することがあります。紫外線などの刺激や、老化の過程で誰にでも発症する良性腫瘍ですので、早い段階で「しみ」の治療をすることで対策するとよいでしょう。

 

保険診療では液体窒素による治療がよく行われますが、なかなか一度では良くなりません。炭酸ガスレーザーで蒸散すると傷跡が残りにくく、非常にきれいになります。

​おすすめの治療方法

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